これで勉強がはかどる!!「飽きた」を回避し継続学習につなげるコツ


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これで勉強がはかどる!!「飽きた」を回避し継続学習につなげるコツ

勉強に飽きた…そんな時はどうすれば良い?飽きた時の対処法とは

勉強を続けていると、ふと、勉強に飽きたと感じることはないでしょうか?
継続して勉強したいのに、飽きてしまうなんて、やる気がないだけでは、と考えるかもしれませんが、そうではありません。
まず、はじめにお伝えしたいのは、「大体のことはやればやるほど飽きる傾向にある」「ずっと同じことをやり続けて、飽きない人は、ほとんどいない。」ということです。

どんなに好きな映画でも、マンガでも、テレビ番組でも、毎日繰り返し観れば飽きることが容易に想像できます。
これは脳は同じものを繰り返し経験すると、慣れが発生し飽きる傾向にあるからです。
このように誰しも飽きることが分かれば、「勉強に飽きることは普通」ということがわかり、深刻に悩む必要がないことがわかります。
しかし、継続して勉強をするためには、この飽きたという気持ちに気分転換をするなどして対処しなければなりません。
勉強に飽きたと感じた時に、どう対処するかで、継続的な学習ができるかどうか、学習の成果に差が出るでしょう。
受験生であれば勉強に飽きたと言っている訳にはいきません。
今回は勉強に飽きる原因と、原因別の対処法、つまり継続的な学習を実現するための方法を紹介します。

目次
  1. インプットとアウトプットのバランスを意識する
  2. 勉強する場所を変える
  3. 適度に科目を変えて勉強する
  4. 目標を立てる、意識し続ける
  5. 勉強をゲーム化する―ゲーミフィケーション

インプットとアウトプットのバランスを意識する

勉強をし続けることに飽きた、覚えることに飽きた場合

勉強というと、

①.まずテキストやプリントの重要点を読む
②.①のテキスト、プリントを見ながらポイントをまとめたり、写したりとノートなどに書く
③.問題を解いて、答えあわせをする
④.間違えた問題のポイントを再度ノートなどに書く(例えば、漢字や歴史語句を何度もノートに書く)

といったサイクルで学習される人が多いのではないでしょうか?
しかし、このうちアウトプットは、③だけでインプットに偏っています。
①②④も大事ですが、アウトプットを多くすることで、勉強で覚えた内容の記憶定着も促進されます。
そして、インプットとアウトプットのバランスをよくすることで、記憶の定着が良くなるだけでなく、飽きにくくなり、勉強が継続しやすくなります。
また、アウトプットは、問題を解くだけではありません。

「人に説明する、教える」のも有効なアウトプットです!!

人に説明し、教えようとすると、すぐ気づくかもしれませんが、説明が難しくてできない箇所や、わからない箇所があることに気づくと思います。
そういった箇所は、キチンと理解ができていない箇所ですので、その箇所を再度学習をすることでより理解を深めることが可能です。
また、その時点では、どういった細かい点を理解できていない(説明できない)かがはっきりしているので、より効率的に学習することができます。
他にもアウトプットとして、ブログを作成する、twitterなどのSNSに投稿をするなども一つの方法です。
友達との間で覚えたことを伝えることで、より一層知識を深めることが可能です。

勉強する場所を変える

同じ場所で勉強することに飽きた場合

少し意外に感じるかもしれませんが、勉強する場所を変えてみるのも継続学習に役立つことがあります。

勉強がはかどる環境を見つけて、学習することは学習効率向上につながります。
勉強がはかどる環境での勉強ですが、自分に合った場所での勉強時間が増えれば増えるほど、同じ場所で勉強しつづけることになるため、飽きて効率が下がることもあります。
それは前述した通り、脳は慣れが続くと飽きることがあるからです。
そんな時は、勉強場所を変えることをオススメします。

例えば、自宅での勉強が多い場合は、たまには喫茶店、図書館、自習室など場所を変えて勉強をおこなったり、休憩の際に散歩をするなどして、気分を変えることで、継続した勉強が可能です。
しかし、ここで注意をしたいのが、勉強場所を変えるのは、「あくまで今の場所での勉強」に飽きた時だけでかまいません。
気分を切り替えたい時に行う勉強場所は、移動時間がかかる、費用がかかる、などの要因もあり、継続的な勉強場所には向かないかもしれず、普段の勉強をしている場所こそ、長時間の勉強が可能だからです。

適度に科目を変えて勉強する

勉強中の内容や科目に飽きた時は、適度に内容や教科を変えるのもよいでしょう。

同じようなことを勉強し続ければ、飽きてくるのは自然ですので、
例えば「社会や理科の暗記でいっぱい覚えたら、算数の問題を解く」、「算数の問題でたくさん頭を使ったら、国語で漢字を書いて覚える」など、
勉強内容や教科を変えれば、新鮮な気持ちで勉強を継続することができます。

勉強のしはじめに注意したいことですが、苦手な科目やいきなり自分にとって難しい内容の勉強を行うと、なかなか勉強がはかどらないことがあります。
自分が解けない問題に悩み続けていると、最初のやる気がどんどん下がってきてしまうこともあります。
勉強のしはじめには、簡単な問題を解き、気分を乗せることもオススメします。

目標を立てる、意識し続ける

何となく始めた勉強に飽きた場合

勉強をはじめる前にまずすること、それが目標を立てることです。
そもそも勉強は、目標がなければ、なかなか続かないものです。
なぜなら、目標を設定しなければ、どこまで勉強をすればよいのか、現時点でテストや受験対策としてどの程度自分はすすめられているかなどが本人もわからないからです。

そこで、勉強を続けるための目標設定として、最終的(長期的)な目標と、中期的な目標と、短期的な目標を持つようにしましょう。
最終的(長期的)な目標が「●●中学、●●高校に合格する」でしたら、中期的な目標は、最終的な目標から逆算し「1学期ごとに科目別で平均点よりプラス何点あげる、偏差値●●にする」などが考えられるでしょう。
そして、その中期的な目標を達成するために、短期的な目標を導きます。
例えば、「問題集を毎日平均●●ページ分進める、小テストで間違えたところは復習を繰り返して、必ず一週間以内に全問正解できるようにする」などです。
このように目標を設定すれば、いつどれだけ勉強をすればよいのかわかり、明確な勉強量を把握することができます。

勉強をゲーム化する―ゲーミフィケーション

最後にご紹介するのは、勉強をゲーム化する方法(ゲーミフィケーション)です。

ゲームは人を熱中させる要素がたくさんあり、この要素を勉強に活かさない手はありません。
多くのゲームでは、人と競う、得点を競うことや、覚えたスキルなど自分の能力を最大限駆使してステージをクリアすることに熱中します。
多くの人にとってゲームの要素を勉強に持ち込めば、勉強により熱中し、継続できることと言えるでしょう。

例えば、
・【明確な目標・目的設定】前述の通り、目標を長期・中期・短期で設ける
・【他のプレイヤーとの交流】勉強で身近な友達と競う、教えあう
・【自分の状況をすぐに確認できる可視化された環境】得点で自分のレベルがわかる小テストを多く設ける
・【段階的に難しくなっていく課題・ステージ設計】自分のレベル、スキルに見合う(努力すればクリアできる程度の)問題を解きながら徐々に難易度を上げていくなどをすれば、より勉強に刺激が生まれます。そして、
・【課題・ステージクリアによる報酬】ゲームと同じように課題をクリアしたら、褒美を設ける
のもよいでしょう。

今回、継続学習のコツについて紹介いたしました。
同じことを続けると何でも飽きてしまうので、程よく刺激を得られるように工夫する方法を紹介しました。
・覚えたりインプットするだけでなく、人に教えたりSNSに発信をするなどアウトプットを工夫する
・自宅だけでは場所自体に飽きてしまうので勉強場所を変える
・同じ勉強も脳が飽きてしまうので勉強内容や教科を変える
・毎日の進捗を意識しモチベーションを上げるために目標を立てる
・夢中になるためのゲームの要素を取り入れたりすることをお伝えしました。
今回の記事が少しでも役にたっていただければと思います。

【中部教育ラボ】 監修:名進研

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