小学生・中学生はスマホによる脳過労、勉強や成績の低下に注意
子供にスマホを持たせるべきか?という話題や議論がよく起こります。
それは、子供にスマホを持たせることで、何か悪影響が出るのでは?という心配からや、近年急速にスマホが普及したため、親自身が子供にスマホを持たせるのが正解かわからないためです。
そこで今回は子供にスマホを持たせた場合のメリットやデメリット、そして勉強への影響がどの程度出るかなどを紹介します。
最近スマホの使いすぎによる脳過労が、新たな問題として出てきましたので紹介いたします。
現在小中学生の子供がスマホを持つ割合は 6~7割になったということです。
スマホがこれだけ子供達に普及しているとは驚くばかりです。
※引用:日経新聞の記事【小中学生の携帯・スマホ普及率6~7割、原則禁止見直し 】
スマホの普及によって、今や子供から大人まで多くの人が持ち、いつでもどこでも簡単に電話で会話ができたり、写真や動画の撮影を楽しめたり、友達とSNSやチャットで繋がることができる時代となりました。
それ自体はコミュニケーションが増え非常に便利で喜ばしいことですが、その反面心配になるような問題も考えられます。
- 目次
スマホを持たせるメリット・デメリット
【スマホを持たせることによって考えられるデメリット】
・スマホのゲームやSNSをしすぎて成績が下がる
・悪影響を与える動画や情報を子供が見てしまう
・月額がかかる(iphoneなどの機種代が高い)
などがあげられます
逆に【スマホを持つメリットとしては】
・地震や台風などの災害時を含む緊急事態の際の連絡方法としての役割
・家族間でのやり取り、コミュニケーションがすぐにできる
こういった考えが多いようですね。
塾通いの小学生、中学生の子供にスマホをもたせている人が多い
親が塾に通っている子供に、スマホを持たせる人は多く、塾に行っていると子供が家に帰るのは夜遅くになるため、連絡がつくことを確認し安心をしたいという理由があるでしょう。
親が塾の送り迎えを全てできるわけではなく、時間の都合などで塾の送り迎えができない方も多くいらっしゃいます。
そんな時でも子供がスマホを持っていればすぐに連絡を取り合うことが可能なため、親も子も安心できます。
現在はGSP機能を利用することで子供の現在地を把握することができ、小学生や中学生の子供を持つ親にとってはスマホがあれば安心ができますよね。
スマホは子供の勉強に役立つポイントもある
スマホには検索機能が、あるのが勉強に役立つ機能のひとつでしょう。
以前ならば辞書で調べなければならなかったことが、スマホで検索をするだけですぐに確認をすることが可能です。
もちろん全てスマホで調べてしまうと考える力が奪われるという懸念もあるのですが、勉強で少し忘れたことなどを調べたりするには非常に便利です。
移動中や電車の中でも、スマホがあれば、気になった時すぐに調べられ勉強をすることができるのです。
また近年、youtubeなどで楽しく勉強ができる動画も増えておりますので、勉強の楽しさを知るキッカケにもよいでしょう。
親が子供にスマホを持たせたくない理由とは
しかし、そうは言ってもスマホを持たせることで、想定できる問題点があります。
スマホは連絡手段やカメラの撮影以外にも、ゲ-ムができたり、漫画、youtubeなども簡単に見ることもできるからです。
ゲームや漫画、動画などに夢中になりすぎることにより
・規則正しい生活が送れなくなる
・ゲーム、漫画、動画ばかりに夢中になり勉強に興味が持てなくなる
・睡眠時間が削られて学校の授業をまともに受けなくなる
上記のようなことが原因で成績が下がることが考えられます。
また他にも懸念する点としては、スマホでは知らない誰かと簡単に繋がることもできるという点ではないでしょうか。
例えばSNSなどのアプリで、twitter、LINE、facebookなどから起きたニュースや事件を見ると、ウチの子供は大丈夫か?と心配になるでしょう。
まだ危険なことの判断があまりつかない小学生、中学生の場合親としてはしっかりと注意したいものですよね。
スマホを見すぎて脳過労?記憶力の低下や成績が落ちる懸念も
スマホを見すぎることによる脳過労が起きるという問題があります。
これはクローズアップ現代という番組で取り上げられていたのですが、スマホを見続けることで脳が疲れ
・記憶力が低下する
・睡眠不足の状態が続く
・スマホを見ないと落ち着かない(スマホ中毒)
といった問題が出るというものです。
脳が休まる時は、主にボーッとしている時、または寝ている時に記憶の整理の整理がされます。
それが休憩時間などにスマホを見ることにより脳が刺激を受け続けて、脳が休む時間がなくなってしまう、またスマホによって脳が活動したまま睡眠をとり十分な睡眠とならず脳過労になってしまうのです。
また、番組では成績の良い生徒として、1日のスマホの使用時間が1時間未満という調査結果も出されておりました。
※引用:クローズアップ現代“スマホ脳過労” 記憶力や意欲が低下!?
そのことからスマホを持たせる子供に守ってもらいたいポイントは、長時間スマホを使い続けないでということです。
ゲームや漫画、動画などに夢中になって長時間画面を見続けることで、脳は疲れてしまうということです。
脳が疲れてしまっては、せっかく勉強をしても覚えにくく、勉強の意欲は削がれ、結果勉強の成績に影響を与えてしまうのです。
こういった脳過労を防ぐ方法として、最近販売されたスマホでは、【スマホの画面(スクリーン)を見ている時間の計測】、【スマホを見ている時間によって閲覧制限をかける機能】を使うことがオススメです。
脳過労の問題もあるので、子供の閲覧時間は親としてある程度チェックをしておきたいですよね。
また特に夜寝る前のスマホは要注意だということをご存知でしょうか。
スマホが出すブル-ライトが脳に悪影響を与え、質の良い睡眠を取ることができなくなってしまうリスクがあります。
小学生、中学生のうちは寝る前にスマホで楽しみたいと考えるかもしれませんが、これが睡眠不足を招いてしまうので注意をしましょう。
iphoneではおやすみモードなどもあり、夜間は連絡がきても通知がされないなどの設定もあるのでこういったものを利用したいですね。
\“スマホによる脳過労”チェックテスト/
スタジオで紹介した「“スマホによる脳過労”チェックテスト」です。
ぜひ↓「行動チェック」「脳チェック」「心身健康チェック」を合せて全30項目。
そのうち20個以上当てはまれば「危険度大」。
10個以上は「危険度中」です。 #クロ現プラス pic.twitter.com/zLCAKcgsEF— NHK「クローズアップ現代+」公式 (@nhk_kurogen) February 19, 2019
スマホは使い方次第ということがわかりましたが、はじめから使用時の規則を決めることが、親子共にストレスを溜めない上手な使い方だと言えるのではないでしょうか。
例えば、1日に勉強する時間は必ず守る、寝る時はスマホを部屋に持ち込まないといった、お互い納得するようなル-ルを作ってルールを守れれば、スマホの弊害は十分に防ぐことが可能です。
友達が持っていれば、子供もスマホを欲しがることは普通でしょう。
それぐらい小学生や中学生にスマホは多く普及しています。
スマホを子供に持たせるかどうか悩んだ際には、子供と一緒にメリットとデメリットを認識し話し合いをして、スマホを持つか持たないかを考え、もしスマホを持った場合もルールを予め決めることが重要と言えるでしょう。
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