暗記しやすい色をランキングで紹介 覚えやすい記憶に残る色とは
学校や塾でノートに書く際によく覚えるために(記憶が残るように)蛍光ペンや赤ペン、青ペンなどを使ってノートを書いている人も多いと思います。
しかし、下記のようなことで悩んでいる方も多いと思います。
「色ペンを使っているけれどイマイチ効果が出ているかわからない」
「たくさんの色ペンがあるけれど、何色がいいかわからない」
色ペンの使い方は、色をたくさん使いすぎたり間違った色を使ったり注意すべき点が多くあります。
今回は具体的に何色を使って書くことで暗記ができるか、そして勉強に適した色についての紹介やオススメの色ペンランキングを紹介します。
授業で「ここが重要!」と言われた箇所に、鉛筆やシャーペン以外の色が違うペンを使ってマークをしますが、今回はそのノートにマークをするペンの色がいったい何色が暗記に良いか?ということを、様々な論文や研究を元に紹介いたします。
一部では、青ペンが勉強に良いとの話もあるのですが、実際のところは暗記に効果を発揮するのでしょうか?
暗記に良い色は定番の色ペン「赤」
今回調べた論文で暗記に良い色として調べた結果としては「赤色」でした。
横浜市立大学国際総合科学部国際総合科学科の実験では、30分以上の長期記憶には赤色が適しているとの結果が出ています。
赤色は50%程度の解答率となっていますが、緑色が46%前後、青色に至っては30%程度の解答率となっています。
【参考文献】
文字種類の違いによる記憶への影響と忘却率の変化
赤ペンを以前からつかっていたのは、経験的に皆が赤色の効果を感じていたのもあるかもしれませんね!
赤という色は、とにかく目立つ色、目を引く色で、消防車の色が赤色なのは目を引く注意を引きやすいからという理由ですし、郵便ポストの色も同様の理由です。
またインターネットでショッピングサイトの購入ボタンに赤が使われた方が、購入率が高いというデータもあり、とにかく人に注意を向ける色としては最適です。
青色も覚えやすい色として一つの実験結果では出ていましたが、あくまで短期記憶とのことで長期記憶には赤色が適している結果がでていました。
人間の脳は危機管理で特定の色については記憶しやすくなるという性質がありそちらの性質を利用できるのが赤色です!
※ただし注意点ですが、赤色と言っても使いすぎるとどこが注意すべき点がわからなくなるので使用する頻度には気をつけたいものです
【参考文献】
短期記憶における色と形の効果に関する研究
青ペンの効果とは?オススメの色ランキング
前述したように青ペンが良いと紹介している本もありますが、青色が短期記憶には良い、クリエイティブな作業には良いとの効果がありましたが、記憶力では赤色の方が覚えるに良いといった論文しか見つけられませんでした。
とはいえ、青色はリラックスの効果やクリエイティブなことを考えるには良いことが実験にて実証がされています。
他にもリラックスをする色としては、緑色、薄いピンク色があげられます。
黒板も深い緑色をしてますよね。
黒板が緑色にしている理由としては、リラックス以外にも目が疲れにくいという理由がありますし、前述した記憶力では緑色は赤色に続いての良い結果があったことから2番目に覚えたい時に使える色ではないでしょうか?
薄いピンク色は、看護師さんなどが薄いピンク色の服を着ており、患者さんを安心させる色ですね。
青、緑、薄いピンク色などの色を文房具に取り入れて、リラックス効果を狙ってもよいかもしれません。
・覚えやすい色ペンランキング
1位 赤色→色ペンで黒の次に必要なのが赤色です。
2位 緑色→後述しますが長期記憶に有利、リラックスできる色です!
3位 青色→短期記憶によくクリエイティブなことを考える、リラックス効果がある
4位 ピンク色→安心させるリラックスさせる色
【参考文献】
文字種類の違いによる記憶への影響と忘却率の変化
Failure to Replicate the Mehta and Zhu (2009) Color-Priming Effect on Anagram Solution Times
認知タスクのパフォーマンスに対する赤と青の影響の調査:ブリティッシュコロンビア大学が行った実験
東大生が勉強の時に食べるお菓子って?
暗記力、記憶力の向上はこちら
少しの工夫で暗記がどんどんできる!
ノートに使う色数を制限しよう
筆箱にたくさんの色ペンやマーカーを入れてノートに色とりどりのペンを使用して、ノートをキレイに見せたいという人もいるでしょうがオススメはしていません。
それは、何色を使おうか、どうやってノートをキレイに見せようかということに集中力を使うという理由からです。
また色を工夫してノートをキレイに書くことによって、満足をしてしまうという理由もあります。
ノートにとるのは、授業の内容を理解し、覚えるためです。
まずは授業の内容をより理解するために、授業に集中をするようにしましょう。
色数は黒色、赤色を含めて3色か4色あたりに抑えるようにしましょう。
色ペンを使う勉強法のメリット
色ペンを使うメリットについても紹介をします。
1つ目は色ペンを使ったほうが暗記しやすい
前述しましたが、黒のみのペンで書くよりも暗記した際の解答率が上がります。
たくさん書かれたノートでテストに出る問題などを色ペンを使うことで効率よく暗記することができます。
2つ目は復習のしやすさです
例えばノートを全て黒いペンで書いた場合、どこに注目してよいかわかりづらいですよね?
これでは見直しに時間がかかってしまうので色ペンで注目すべき点にマークをつけることで学習効率が上がります。
3つ目は間違えた箇所などの弱点補強に役立つ
ノートなどですが黒板から写す際に間違えることもありますし、参考書なども記載がわかりにくくよく間違えてしまう箇所があります。
そういった箇所について色ペンをつかって記載することで、効率よく間違える点を抑えておくことができます。
今回色ペンで暗記についてよい色とは「赤色」との結果が出ました。
青色が良いとの意見もありましたが、特に記憶に残る色であると根拠となる論文はありませんでした。
それよりも緑色の方が長期記憶に適していると実験では結果が出ているので、黒、赤の次の3色目としては緑色をオススメします。
記憶には、赤や緑がオススメとなりましたが、他にも青色や緑色、薄いピンク色はリラックスの効果があることがわかったので、文房具の色として使うことや、赤以外のペンに使う色としては良いでしょう。
様々な色ペンが売られていてノートをキレイに書きたくなりますが、色数は4色ぐらいまでに抑えてノートをキレイに書くより授業内容に集中をするようにしましょう。
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