暗記力、記憶力を鍛える・上げる・高める勉強法と習慣とは!?
もしも、授業を受けたことや本で読んだことが一度で覚えられたらどんどん成績が良くなるのでは…?
勉強をする際には誰もがそんなことを一度でも考えたことがあるのではないでしょうか?
入学試験、学校や塾の定期テストの問題など、勉強としてまず必要となることは知識を覚えることであり暗記をすることです。
ですが暗記は「覚えることが苦手な人にとっては苦しい作業」です。
しかし、世の中には覚える天才や優れた記憶力を持つ人がいるということも事実です。
円周率を100桁覚えたとか、世界史の年表は丸覚えしているなど人などです。
記憶力が優れた人は記憶術というものを使ったりしており、有名な先生や有名大学の入学者などが暗記のコツを本やブログなどで紹介されていることからも暗記にはコツがあることがわかります。
また記憶力や暗記のコツも特別難しいものではなく
「生活の習慣を変えて記憶力を鍛える」、
「普段の勉強に一手間加えるだけで記憶しやすくする」
ことで暗記量を増やし成績を上げられる方法を紹介します。
今回、暗記がよりできるように記憶力を上げるためには、どういった習慣やコツが良いのか方法を紹介します。
日々の習慣を変えるだけでちょっとしたひと手間で「記憶力が鍛えられる。暗記量が増えるもの。」が中心となっています。
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睡眠をしっかりと確保し、脳を元気に
まずは記憶ができる方法の紹介をするまえに、暗記をする準備として「十分な睡眠をとる」が大切です。
なぜ睡眠時間が必要か?
それは寝ている間に記憶が整理され、短期的に覚えた事柄を長期記憶に移行をするからです。
眠っている間に海馬が働き、これは必要な情報か?必要でない情報か?を振り分けています。
また人間は睡眠不足で脳が疲れていると、認知力、記憶力も低下するので注意が必要です。
寝不足の状態では頑張って勉強をして覚えたとしても、それは一時記憶にしまわれるだけで次の日は忘れてしまうことが多いので注意する必要があります。
では勉強中の子供はどれくらいの睡眠時間をとればよいのでしょうか?
大人は一日平均に6、7時間も睡眠時間をとれば十分ですが、
育ち盛りである子供は毎日8時間かそれ以上の睡眠時間が必要です。
起きた時に眠たい…や寝たりないと思わず日中も眠くならない程度の睡眠は必要です。
睡眠時間が足りないと徐々に睡眠不足が溜まり睡眠負債がかかった状態になります。
睡眠負債の状態で脳を働かせようとしても記憶力や認知力が低下しているため、暗記をするには効率が悪いばかりでなく計算もミスする、また精神的にもイライラしやすいなど勉強全体に悪影響が出てしまいます。
そのため暗記量を増やしたいと思った時は、まず何よりも生活習慣を見直し充分な睡眠時間を確保しましょう。
そして睡眠負債にならないように睡眠時間の確保も大切ですが睡眠の質も大事になります。
例えば「睡眠時間が長いのに疲れが抜けない」、「夢ばかり見ている」、「授業中や日中眠気があることが多い」、「夜中に目が覚めてしまう」、「なかなか寝付けない」などの症状があれば睡眠の質の改善が必要です。
良質な睡眠に改善するために「枕や布団を変える」「寝方を変える」「考え事をしない」なども一つの手段ですが、寝る前の習慣を変えることにより睡眠の質をあげることができます。
睡眠の質において大切なことは交感神経をしずめ、副交感神経を活発にすることです。
交感神経とは活発に活動するための神経で、副交感神経とはリラックスをするための神経と考えればわかりやすいでしょう。
睡眠する前には以下の点に注意をしましょう。
・寝る前の1時間半~起きるまではスマホやパソコン、テレビなどの画面を見ない。
これはスマホやパソコンやテレビのディスプレイにはブルーライトが出ているからです。
ブルーライトによって交感神経が活性化され活発になるため、寝る1時間前はテレビ、スマホ、パソコンは見ない方がよいでしょう。
もし、寝る前に勉強をする場合は、PCのディスプレイやスマホではなく暗記カードやテキストを見るようにしましょう
・寝る時間は22時代が理想的
これはゴールデンタイムというものですが、眠っている間にはレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返します。
いわゆる深い眠りと浅い眠りです。
この周期があっているのが夜の22時~2時の睡眠となります。
この間に眠ることでうまく睡眠の周期に沿って深く眠ることが可能であるとされています。
・入浴は布団に入る2時間前までにすませましょう。
また入浴では、夏場は39度、冬場は40度程度の湯に15~20分ほどつかることが理想とされています。
42度以上の湯船に浸かると交感神経が活発化し、眠りに入るまでに時間が必要となるので注意が必要です。
【さらに睡眠の大切さ、睡眠前の良い習慣は以下のページでご確認ください】
覚えたことを思い出す、復習を繰り返す
【エビングハウスの忘却曲線】というものはご存知でしょうか?
エビングハウスの忘却曲線は、
覚えたことは
20分後に42%、
1時間後に56%、
1日後に74%、
1週間後に77%、1ケ月後に79%
忘れるというものです。
つまり復習を全くしなければ、勉強をした内容は一ヶ月後には21%しか覚えていないということです。
そこで「覚えた内容を忘れてしまう前に復習をする」ことが大切となります。
教科書やノートを読み直すことも一つの方法です。
他にもスマホなどで手軽に確認ができる機能が備わったアプリ「i暗記」なども良いでしょう。
このアプリは、定期的に入力した内容をリマインドしてお知らせをしてくれるアプリです。
アプリの画面上で、リマインドで表示された際に覚えたというボタンを押せば、リマインドされなくなるので、余分な復習を減らすことができ効率的な復習を行えます。
記憶に残すためには、何度も覚えるということが効果的ですので、紹介したアプリ「i暗記」は大変便利です。
他人に説明する、教えることで記憶力を上げる
【ラーニングピラミッド】というものはご存知でしょうか?
ラーニングピラミッドはアメリカ国立訓練研究所の研究により発表された、学習方法による平均学習定着率の関係です。
簡単に説明をすると「どの方法で勉強をすれば一番記憶に残るか?」という研究になります。
以下をご覧ください。
講義を受ける 5%
読書 10%
動画を見る 20%
これら学習定着率のなかでも大きな効果を発揮するものが、
他の人と議論をする 50%
教える 90%の高い平均学習定着率がある学習方法です。
つまり勉強をした後は、友達や家族と話す、説明・教えることで学習の定着率を高まるということです。
例えば授業を受けただけでは5%しか覚えられず繰り返し勉強をすることになりますが、授業を受けた後、勉強を教わった後に人に教える手間を入れるだけで90%以上も覚えられるのでかなり効率的に勉強ができる方法といえるでしょう。
友達などと時間が作れない場合でも、たった1人で誰かに説明をしているつもりでも効果があります。
「エア授業」「一人授業」などとも言われ、高学歴芸人として有名なお笑いコンビ「ロザン」の宇治原さんもテレビで紹介をしていました。
なぜこれだけ一人授業が記憶力の向上に効率的だと言えるのか?それは
1.説明をする内容を思い出す
2.思い出した内容を頭の中でまとめなおす
3.まとめなおしたことを話す(合わせて図などを書いても良いです)
4.自分の説明を聴覚を使い聞く
このように一人授業では多くの感覚を使うため、より学習定着率が高まるのです。
覚えた内容を説明するためには、完璧に理解をしていなければなりません。
もし説明をする際にうまく説明できない、不明瞭な点が見つかれば、再度覚え直しをすればより記憶の定着をはかることができます。
効率よく学ぶには「一人授業」が効果的。
自分が先生になった気分で、声に出して学んだことを説明をします。
声に出して説明することは、いわゆるアウトプットです。
ちゃんとインプットができていなと、説明できませんよね。
これをするかしないかで、勉強の効果は変わってきます✏️
— くりのすけ|WEBクリエイター (@kurinosuke32) December 22, 2019
音読をすることで暗記ができる量が増える
古文や漢文、英語などの暗記方法として、昔から使われてきたものの一つに「音読」があります。
音読なんて読むだけであまり意味が無いように感じる方もいるかもしれませんが、実はとても合理的な暗記法であることが近年判明しております。
なぜ音読が記憶に残りやすいかといえば、音読は目から入る情報だけでなく「自分の声」という形で音として覚えることが出来るからです。
また口を動かすことで、口の動きという運動動作としても脳に伝達され記憶されやすいのです。
記憶というのは脳に出来た回路ですので、多くの神経を使うことにより回路がいくつもできることになります。
そのため回路の一つがふさがって忘れかけても他の回路を使えば覚えた記憶を思い出すことができるのです。
書くことで暗記力を上げる。
また勉強で「字を書くこと」で記憶力の向上が見込めます。
これは手で書くことにより、運動性記憶として脳に保存されるからです。
水泳や自転車などでも一度覚えてしまえば、意識なく行えるのは運動性記憶によるものです。
そこで手で書くことにより強く記憶に残るのです。
暗記はとにかく頑張って覚えるしかないと考えれば苦しいですが、効率の良い覚え方をするだけで他者と差をつけられると考えれば少し気持ちが楽になるのではないでしょうか?
まずは睡眠時間を確保し眠気のないよう生活を心がけましょう。
そのうえで記憶に残る効果が一番高い「一人授業」や「人に教えること」を実践してみることをオススメします。
次に定期テストがあるならこの方法を試してどれぐらい暗記できる量が増えたか?どれくらい点数がアップしたか?を計測してみると、点数が上がった際大きなモチベーションとなるでしょう。
暗記するのが辛いなら暗記方法で工夫をし点数アップを狙いましょう。
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