中学受験 試験当日の親子の服装 合格のために気をつけたいポイントや持ち物は?


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中学受験 試験当日の親子の服装 合格のために気をつけたいポイントや持ち物は?

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【中学受験】試験当日の親子の服装は?気をつけたいポイントや持ち物まで徹底解説!

中学受験の試験は、1年の中でもっとも寒い時期である1月~2月に行われます。試験会場までの道のりで、寒さを軽減するために暖かい服装を心がけたいところですが、具体的に子どもにどのような服装をさせればよいのか、悩むという方も少なくないのではないでしょうか。また、付き添う親の服装もどのようなものがよいのかわからない、という方もいるでしょう。今回は、中学受験当日の服装や気をつけたいポイント、持ち物について詳しく紹介します。

目次
  • 中学受験で試験当日に持って行くとよいもの
  • 実力が発揮できることを一番に考えて
  • 中学受験で願書の写真の服装は?

    中学受験をする際には、願書を提出しなければなりません。願書には、受験票の本人確認で使用する写真を撮影し、貼り付ける必要があります。ここでは、願書の写真の服装について紹介します。

    男の子

    小学校の制服がある場合は、制服を着て撮影しましょう。制服がない場合は、柄のない白のYシャツやポロシャツに、紺か濃いグレーのセーターやカーディガン、もしくはフォーマルなジャケットを着用するとよいでしょう。無地の場合はしわが目立ちますので、きちんとアイロンをかけることも大切です。ネクタイをするとより引き締まった印象を与えますので、ネクタイをするのもおすすめです。

    髪型は、普段と同じ髪型で問題ありません。しかし、前髪で目が隠れてしまっている場合は切るか、左右のどちらかに髪を流すなどして、目が見えるようにしましょう。髪の毛の寝ぐせなどはきちんと整えて、清潔感を出すよう意識してください。

    また、メガネについてですが、レンズの反射を気にしてかけないほうがよいと考える方もいるかもしれませんが、入試当日にメガネをかけて受験する場合はメガネをかけて撮影しましょう。本人確認のための写真ですので、当日の印象と変わらないことが大切です。当日メガネをかける場合は写真にも必要である、という学校側の規定がある場合もあります。願書の注意事項をしっかり確認しておきましょう。

    女の子

    男の子同様、小学校の制服がある場合は、制服を着て撮影するのが良いです。制服がない場合は、柄のない白いブラウスに、紺か濃いグレーのセーターやベスト、もしくは紺かキャメル色のフォーマルなブレザーを着用しましょう。首元に派手すぎないリボンをしたり、ブレザーにエンブレムがあったりしてもよいでしょう。

    髪型は、普段と同じ髪型で問題ありません。髪が長い場合は、ふたつに分けて結ぶ、三つ編みをするなどして顔が隠れないように注意してください。輪郭が見える髪型のほうが明るい印象を与えますので、すっきりした髪型がおすすめです。写真は試験当日に本人確認に使われるため、試験当日の髪型とかけ離れている髪型は避けましょう。メガネについては、男の子同様、試験当日もかけるのであればメガネをかけて撮影してください。

    願書の写真撮影の注意点

    願書の写真撮影の注意点

    願書の写真は、受験票の本人確認のために利用されるものです。写真の写りによって合否が左右されることはありませんので、写真館で撮影しても、スピード写真で撮影しても、どちらでも問題はありません。しかし、学校によっては、写真のサイズが決められていて、カラーでなければならない、スマートフォン・スピード写真での撮影は不可、など細かく規定がある場合もありますので、学校の規定を確認しておくことが大切です。

    学校の規定を確認したうえで、子どもの魅力を引き出してほしい、納得のいく写真を使いたい、という方は写真館での撮影がよいでしょう。スピード写真は身近な場所に設置されていて、24時間稼働していることも多いため、利用しやすい点がメリットです。しかし、撮影できる枚数が少ないため、よい表情を選びにくく、写真館の写真に比べると仕上がりに差が出てしまいます。近年は簡単な肌補正ができる機械などもあるため、近場で探しておくとよいでしょう。

    必要な写真の枚数は、受験する学校によって異なります。受験する学校数に加えて3枚ほどは多めに用意しておくことが得策です。その理由は、受験票への貼り付けや切る際に失敗をしてしまうこともあるためです。撮影時期については、学校によって最近3ヶ月以内に撮影したもの、などといった指定があります。学校の募集要項をしっかり確認してから撮影しましょう。また、受験期になると写真館は混雑する傾向にあります。最低でも1ヶ月前には予約をしておくことをおすすめします。

    中学受験で試験当日の子どもの服装(面接なし)

    中学受験で試験当日の子どもの服装(面接あり)

    中学受験では、試験当日が学科試験のみの場合と、学科試験と面接がある場合2つに分けられます。ここでは、面接がない子どもの服装について紹介します。

    男の子

    受験当日は1年のうちでもっとも寒い時期にあたるため、寒さ対策を万全にするほうが多いでしょう。しかし、試験を受ける教室が寒いとは限りません。暖房がきいていて暑く、試験に集中できない、ということにもなりかねないため、体温調節のしやすい服装を心がけましょう。着脱のしやすいカーディガンやベストがおすすめです。リラックスして試験に臨むためにも、普段着慣れている服装がよいでしょう。

    服装は、最低限の身だしなみに気をつけることも大切です。服装が合否に影響を与えないとはいえ、よい印象を与えない服装や髪型は避けましょう。また、試験本番ではいつも以上に周りが気になってしまうため、ほかの受験生と比べて浮いていると感じるような服装は避けるようにします。カチッとし過ぎているフォーマルな服装も避けたほうがよいでしょう。フォーマルな服装をしている子どもは少ないので、着慣れない服の影響でさらに緊張してしまうためです。カットソーやシャツにカーディガンを羽織り、ズボンといった服装がおすすめです。

    女の子

    女の子の場合も、男の子同様、体温調節のしやすい服装を意識することが大切です。最低限の身だしなみに気をつけ、普段気慣れている服装がよいでしょう。ブラウスの上にカーディガンやセーターを羽織り、ひざ丈のスカートがおすすめです。華美なスカートは避け、紺色や濃いグレーなどのスタンダードな色のものがよいでしょう。タイツやハイソックスを履くと、寒さ対策にもなります。

    中学受験で試験当日の子どもの服装(面接あり)

    試験当日に学科試験だけでなく面接がある場合は、服装選びに注意が必要です。服装が合否に影響を与えないとはいえ、よい印象を与えることも大切だからです。以下で、試験当日に面接がある子どもの服装について紹介します。

    男の子

    白いシャツに紺かグレーのジャケット、ひざ丈のズボンが、王道の人気スタイルです。ズボンは長ズボンでも問題ありません。また、体温調節がしやすいように、無地のベストやカーディガン、セーターをそろえておくとよいでしょう。

    ネクタイを身に着けるべきか悩む方も多いのではないでしょうか。ネクタイを着けると息苦しく感じてしまうこともあり、しないほうがすっきり見える場合もあるので、ネクタイは身に着けなくてもかまいません。

    靴はローファーが人気ですが、靴擦れを起こしやすいため、試験当日までに何度か履いて鳴らしておくことが大切です。ジャケットやブレザーは普段着る機会が少ないため、事前に着て外出するなど着慣れておくとよいでしょう。どうしても問題を解きにくいと感じる場合は、ブレザーではなくシャツの上にセーターやベストを組み合わせても問題ありません。そういった場合は、面接時にブレザーに着替えるようにしましょう。

    髪型は、後ろ髪が長すぎず、前髪は目が隠れない長さにしましょう。ヘアセットをする必要はありませんが、寝ぐせは直し、整えておきます。

    女の子

    白いブラウスに、紺かグレーのジャンパースカートにノーカラーのボレロやジャケットを合わせるスタイルが人気です。ジャンパースカートでなく、スカートやワンピースでも問題ありません。ジャンパースカート、スカートやワンピースはフリルなどがついている華美なデザインのものは避け、着丈はひざが隠れる程度を目安にしましょう。シンプルで清潔感のある印象を演出できるよう、意識するとよいです。

    靴はワンストラップシューズかローファー、靴下は白か紺のハイソックスを合わせるスタイルが定番になっています。男の子同様、ジャケットやブレザーは事前に着る機会を作り、着慣れておくなど準備をしておくことも大切です。また、体温調節ができるようにカーディガンを準備しておいてもよいでしょう。学科試験がある午前中はブラウスにカーディガンといったリラックスした服装で受験し、午後の面接の前にブレザーに着替える方法も1つの手です。

    髪型は、ショートカットの場合はそのままで問題ありません。ハネや寝ぐせなどは直しておきましょう。髪の毛が長い場合は、華美な髪飾りをしたり、ヘアセットをしたりすることは避け、黒や紺のヘアゴムで結んでおきましょう。前髪は目にかからない長さでカットし、長い場合はヘアピンで留め、顔がよく見えるようにしておくことが大切です。

    中学受験で試験当日の親の服装

    中学受験で試験当日の親の服装

    試験当日に保護者の面接がない学校の場合は、子どもが試験を受けている間待っているだけなので、神経質になる必要はありません。付き添いだけということであれば、オフィスカジュアルが一般的です。紺やグレーなどのベーシックな色を基本に、シャツにジャケット、パンツまたはスカートといった服装がよいでしょう。また、試験会場によっては寒いこともあるため、暖かい服装で行くことをおすすめします。

    保護者の面接がある場合は、スーツを着用することが一般的です。男性の場合は、ビジネスで着用するスーツで問題ありません。スーツの色は紺または濃いグレー、シャツは白、ネクタイはスーツの色に合わせて紺色やえんじ色、水色などを選ぶとよいでしょう。注意したほうがよいことは、靴下の色です。靴を脱いでスリッパを履く際に、派手な色柄の靴下を履いていると目立つので、黒や紺を選びましょう。

    女性は、スーツもしくはワンピースとジャケットの組み合わせが定番です。引き締まった印象を与えたい場合はパンツスーツ、柔らかい上品さを印象づけたい場合はスカート、またはワンピースを選ぶとよいでしょう。足元は、ベージュのストッキングに黒のパンプスで無難にまとめるのがおすすめです。メイクはナチュラルメイクを心がけ、清潔感を出すことが大切です。

    また、親子で統一感がある服装のバランスを心がけることも重要なポイントの1つです。ブレザーやスーツの色を合わせると統一感が出やすくなりますので、参考にしてみてください。

    中学受験で試験当日に持って行くとよいもの

    中学受験で試験当日に持って行くとよいもの

    試験当日に実力を出し切ることができるよう、準備には万全を期しましょう。受験票や筆記用具など、当日の必須の持ちもの以外に、あるとよいものも準備しておくことをおすすめします。ここでは、試験当日に持って行くとよいものについて詳しく紹介します。

    チョコレートや栄養補助食品

    試験が始まるまでの時間や、休憩時間などにお菓子を食べてよい学校が多いため、チョコレートやアメ、グミなどのお菓子や栄養補助食品を持っているとよいでしょう。試験の合間の休息で、気分転換になり、リラックスして受験できます。

    マスク・除菌シート・除菌スプレー

    コロナ禍にある現在、感染症対策も重要です。マスクは万が一ヒモが切れてしまったときなどのために、替えのマスクを用意しておくと安心です。除菌シートは、机や手を拭く際に役立ちます。また、飲食したりする前には除菌スプレーで手指消毒ができますので用意しましょう。

    使い捨てカイロ

    受験シーズンは1年の中でも、もっとも寒い時期にあたります。手足がかじかまないように、準備しておくと便利です。

    緊張から腹痛や頭痛が出た際のために、すぐに対応できるよう薬を準備しておくと安心です。サッと飲める水なしタイプの薬がおすすめです。

    実力が発揮できることを一番に考えて

    中学受験において、服装で合否に影響を与えることはないといわれていますが、よい印象を与える服装を心がけることが大事だといえます。願書の写真は受験票の本人確認に使用するため、学校の規定を確認したうえで、ポイントを押さえた写真を選びましょう。

    試験当日の服装は、面接がない場合は体温調節がしやすい、最低限の身だしなみに気をつけた服装にする必要があります。面接がある場合は、シンプルなジャケットやブレザースタイルを選びましょう。そして、保護者面接がある場合は、保護者も服装に配慮することが必要です。長い時間をかけて中学受験の対策をしてきた実力を発揮できるよう、事前に準備ができることは万全を期しておくことが大切だといえます。

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