集団指導と個別指導 受験に有利な塾選びとは?小学生、中学生


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「集団指導と個別指導」 - シリーズ私立中講座⑥ -

シリーズ私立中講座

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集団指導と個別指導

なぜ集団指導か

私立中の入試を突破するために、一番効率的な学習方法は塾に通うことだ。
ただ塾と言ってもいろいろな種類があり、進学塾、補習塾、集団指導、個別指導などがある。
中学受験の勉強のためには、合格に向けて「講師」、「テキスト」、「カリキュラム」、「指導体制」が整って実績のある塾が選択される。
この地区だけでなく全国的にみても、中学入試の進学塾は、この四つが整っており、多くの小学生がそこで学んでいる。
そして、いずれも集団指導で授業が行われている。

個別指導の方が生徒一人一人の学力にあった指導ができてよいのではないか、と思われる保護者もいるが、進学塾、大学入試の予備校も集団指導中心のところがほとんどだ。

ではなぜ集団指導かと言えば、受験生の意欲を高め、学力を上げるための最良の方法だからだ。

①切磋琢磨できる

切磋琢磨できる

集団の中で学ぶことができれば、よきライバルに出会えて競い合うことができる。
ライバルが多ければ多いほど、ライバルに刺激を受けて一層努力する姿勢が生まれる。
一方個別指導でよく言われることとして、「自分のペースで無理なく学習を進めることができる」、がある。
この自分のペース、無理なくが、逆に足を引っ張ることになる。
自分のペースということは、他に頑張っている人のペース、集団の中での平均的なペースではなく、あくまでも自分が無理をすることのないペースということだ。
勉強でもスポーツでも、ある程度負荷のかかるような学習、練習をしなくては力をつけることができない。
個別指導ではいつまでも自分のペース、つまり、力のつかない状況に留まったままになってしまう。

②コミュニケーションできる環境

学習は一人で集中して問題に取り組むことも必要だが、集団の中でいろいろな考え方、解き方に接しながら学習を進めると、より幅広い視点から物事を考えることができる。
学習する上で、このコミュニケーションできる環境は重要だ。
自分の考えた解き方と異なる解き方で解答にたどり着く講師やライバルの説明を聞いて、そんな発想もあるのか、と考え方の幅が広がっていく。
だから現在アクティブ・ラーニングと言われ、意見を交換しながら答えを導いていく学習方法も取り入れられるようになった。
一対一の学習はこの幅広さがなく、井の中の蛙のような状態に陥りがちになってしまう。

③団体戦

塾に限らず進学校と言われる高校でも、「受験は団体戦」とよく言われる。
入試本番では確かに受験生の孤独な取り組みになるが、その支えとなるのが多くの仲間や講師だ。
同じ塾、教室で一緒に日々勉強を重ね、夏や冬の講習、入試直前の精神的につらい時期を共に勉強で乗り切ってきた一体感は、入試本番だけでなくその後の人生でも大きな支えになるものだ。
仲間がいるという心強さ、互いに勉強を教え合う絆は集団指導の中でしか生まれ得ない。

④依存心よりも緊張感

依存心よりも緊張感

集団指導では全体に向けて講師の説明が行われる。
これは塾に限らず学校も同じだ。
この説明を何とか理解しようとする姿勢がないと学力は身についていかない。

集団指導では一度しか説明が行われず、それを聞き逃せば分からなくなると思うと、集中力が高まっていく。

個別指導では分からなければもう一度説明してもらえばいい、という安易な姿勢になりがちで、依存心が生まれやすくなってしまう。
学習はある程度、緊張感が必要で、もう一回聞けばよい、あとでまた教えてもらえばよい、という姿勢で勉強を続けてしまうと、学力の向上は望めない。

⑤達成感と挫折

集団指導の塾ではテスト結果によってクラスが移動したり、席順もテスト結果によって決まるところもある。
そこまでする必要はないのでは、という見方もある。
ところが、子供たちにはこのシステムがよい刺激となって、勉強を頑張る原動力になっている。
クラスや席順が上がれば率直に喜び、その達成感、自信はその後の学習の糧となる。
逆にテストで得点できずに下がってしまったときは、挫折感から時には涙を流しながら、そのくやしさをばねに、これまでになく真剣に学習して、学力が大きく伸びる生徒もいる。

この達成感と挫折を体験できるのも集団指導ならではだ。個別指導の塾では決して体験できない貴重なものだ。

⑥教科専任

教科専任

中学入試の学習は一人の講師が4教科教えられるような甘いものではない。
大半の集団指導の塾では、各教科専門の教師が指導している。
算数の講師が国語も教えることはまずない。
中学入試に必要な学習内容、各中学校の過去の入試問題に精通して日々指導にあたろうとすると、とても一人の講師が複数の教科を見ることはまず無理だ。

個別指導の塾では一人の講師がすべての教科に対応しており、中学受験の深い内容を指導することは難しい。

また、個別指導の塾は指導に当たる講師は学生アルバイトが多く、入試問題を把握して指導するのはまず無理だ。
ただ、算数、あるいは国語だけ、一つの科目だけを指導する個別指導では、ベテラン講師が指導することが多いため、苦手科目克服に利用すると効率的だ。

両方が望ましい

もちろん個別指導が全て効果がないという訳ではない。
集団指導の中で学習を進めていると、どうしても理解できない内容、問題がでてくる。
それを個別に質問して解消するには個別指導は向いている。

集団指導の中で個別に質問できる体制がある塾が、勉強を進める上で一番効果的と言える。

受験勉強を進める上で、特に算数や理科の内容で不明点がどうしても出てくる。また国語に限らず、近年増加傾向の記述問題の採点は受験生だけでは判断できない。
記述問題で自分のまとめた答えが正解なのかどうかは、個別に指導を受けることが必要だ。
もちろんこの指導も中学受験に精通した講師がしなくては効果がない。
集団指導が学習の中心で、個別指導も受けられる塾が、中学受験の学習を進める上で、一番適していると言える。

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