小論文の簡単な書き方。型を覚えるだけでスラスラ書ける!
高校、大学の入試、受験などで小論文の問題が出る場合があります。
いきなり小論文を書くとなると困りますよね?
小論文という言葉自体少し堅苦しくて、何か難しいことを書かなければいけないと思われるかもしれません。
しかしそうではありません。
小論文には決まった文章の型(ルール)があり、その文章の型にのっとり文章を書けば良いということだけです。
今回は小論文に少し馴染みを持ってもらうために、小論文とは何かということを簡単に説明し、書くコツ・受験の対策も紹介いたします。
小論文をどう書けばよいかわかれば、後は練習を重ね他の人の小論文を読んで良い箇所を取り入れるなどをすれば、どんどんと小論文がうまくなります。
小論文はその字の通り論文をコンパクトにしたもので、論文は自分の意見を論理的に伝えるものです。
一方で作文もまた自分の意見や考え感想を述べることですが、よく小論文と作文の2つの違いがわからず書いてしまうと減点になるので注意をしたいところです。
当然ながら小論文と作文には違いがあります。
そして書き方も違えば、どのように書いていけばいいか、そのコツも小論文と作文では全く異なります。
両方に共通している部分では、自分の意見を書くというところです。
どちらもベースとなるのは自分の意見であり、それをどのように表現するかによって作文か小論文かが変わってきます。
作文であれば自分の意見や感想を書くだけでかまいませんが、小論文であれば自分の意見以外に、客観的な意見、反対の意見、データや数字などを引用し、自分の意見の根拠を示し書く文章にしなければいけません。
この2つの表現の違いを認識しておけば、後は練習を重ねていけば小論文であっても問題なく書けますし、小論文を書くことは論理力をつけるいい訓練にもなるので知っておきたいところです。
「主観的な意見だけの作文」と「客観的な意見やデータを含めた小論文」
実際に例をあげて説明します。
【例えばタバコのポイ捨ては良くないというテーマで主張をする場合】
・タバコのポイ捨てで危ないと思ったので良くないという感想や自分の気持ちを書く → これは作文です。
・自分の意見とタバコのポイ捨てをすることにより別のものに引火して火事になること、過去にこんな事例があったので良くないという客観的な意見、年間のポイ捨てで多い原因の火事のデータや情報など根拠に文章を書く
→ これが小論文です。
自分の意見だけで書くことが作文であり、それを補強するように客観的な根拠、データを見つけてそれを基に書くのが小論文ということになります。
小論文は文章を論理的に組み立て、自分の主張を伝え相手を説得できるような文章かどうかが重要でありそこが大きな違いです。
小論文の型、序論・本論・結論とは
小論文での文章の型としては、
【1.問題を提起する序論】、
【2.論理的に話を展開させる本論】、
【3.問題提起に対する答えとなる結論】
でまとめる必要があります。
起承転結で言えば、序論が起、本論が承+転、結論が結になります。
【序論】ではまず何をどう論じようとしているかをわかりやすく伝える必要があります。
いきなり結論を書くのも、人にこれからどんな話が続くのかすぐに伝えられるため良いでしょう。
【本論】では肯定的な意見と反対的な意見やそれぞれの意見に対する疑問点などを書いていき、序論であげた自分の意見に対しての根拠を述べます。
最後に上記にあげた意見を書き【結論】を述べればいいわけです。
小論文を書く際にどう書いてよいか浮かばない際は、まず大まかに序論、本論、結論で何を書くか分類すると書きやすいでしょう。
小論文はわかりやすい表現や言葉で書きましょう
小論文はわかりやすい表現が必要です。
例えば誰かの話を聞いている時に、相手が難しい専門用語ばかり使う、説明がダラダラと長い場合、話を聞くのが嫌になりますよね?
話でも小論文でもまず相手にしっかりと理解してもらうことが必要です。
小論文でもわかりやすい表現や言葉で理解できるような内容でなければ相手の理解を得られません。
難しい表現を覚えて使おうとしても、自分自身が言葉の意味をキチンと理解せず使えば文章として伝わらず減点になりますので、自分の使える簡単な表現を心がけて、できるだけ一文を短くする努力をしていくことでスマートな文章になります。
ちなみに小論文は誤字脱字、全体の文字数が少なすぎる、文章の意味がわからないなども減点対象となりますので注意しましょう。
小論文とはどんなものかわかれば、後は試験に向け実践しておく必要があります。
小論文が上達するコツは、
1.まずいくつも小論文を書いて自分で読み直すこと。
2.小論文の答えの例文などを見て自分の小論文と見比べること。
3.同じ小論文の勉強をしている同級生や親御さんや学校の先生など人に見てもらい意見をもらうことです。
自分の書いた小論文を読んでもらいなるほどと思ってもらえるのか、わかりづらいと思われた場合はどの部分で意味がわかりづらかったなどを聞くことが大切です。
否定の意見を聞くだけではなく、自分ならこう書くなどの意見を聞くことも良いでしょう。
また余計な減点を防ぐために作文や小論文を書く際の基本である誤字脱字や原稿用紙のルール、文末の語尾が統一されていないかをチェックしておくこともおすすめです。
そもそも長い文章を書くには訓練が必要であり、初めから立派な文章を書ける人はいません。
初めは誰でも文章は下手だと思い、繰り返し小論文を書き、どうすれば文章が良くなるのか?を考えて新聞や本の文章を読むようにしましょう。
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