勉強でカロリーを消費して痩せる?こうすればダイエットになる!


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勉強でカロリーを消費して痩せる?こうすればダイエットになる!

勉強をするとカロリーが消費されて痩せるって本当!?

勉強をすることでカロリーが消費されることはご存知でしょうか?
また、脳は体の中で最大のエネルギーを使うとも言われています。

18歳の体重60kgの男性が1時間勉強を行うと、約112.572キロカロリーものエネルギーが消費されます。

それならば「勉強をすればカロリーが消費されて痩せられるのでは?」と疑問に思うかもしれません。
そして勉強をしてカロリーを消費されるのであれば、勉強をすればするほど、その分痩せてダイエットになるのでは?とも考えられます。

今回は勉強をすることにより、「カロリーが消費されて痩せる」、「ダイエットになるのか?」どうかについて紹介をします。
また、脳がエネルギーを消費する仕組みについても紹介していきます。
後半ではダイエットをする方法についても紹介をしますのでぜひご覧ください。

目次
  1. 脳を使うとカロリーが消費されるのか?
  2. 具体的に勉強するとどれくらいカロリーが消費される?
  3. 痩せるために少しでも意識をしたいこと
  4. 勉強しながらでもできるダイエット方法

脳を使うとカロリーが消費されるのか?

脳を使うとカロリーが消費されるのか?

たくさん勉強をした後に、とても「頭が疲れたな」と感じる経験をしたことはありませんか?

勉強をすると脳を使ったと感じ、疲れてしまうのでカロリーが消費された気がしますが、この感じには注意が必要です。正確には「脳を使うとブドウ糖、糖とケトン体が使われます」。

また脳を動かすことは、運動の時のように脂肪をエネルギーに変えれませんので痩せているわけではありません。

人間の脳は一日のカロリー消費の内、全体の20%が脳で使われていると言われています。
1日の基礎代謝に沿って計算をするとわかりやすいでしょう。
「15歳~17歳の男性の基礎代謝」は、「1580キロカロリー」です。
その内の「20%のカロリー」ですと、「316キロカロリー」になりますので、結構な量が使われています。

しかしこれはあくまでも「1日分のカロリー」なので、時間で考えると僅かな量であるといえます。
例えばランニングですが、「体重60kgの人が30分走ると、240キロカロリーが消費」されます。

つまり「1時間走れば480キロカロリーの消費」をするので、結果「一日の脳の消費カロリー」を上回ることになります。
このことからも、勉強をしてカロリー消費をしダイエットするのは、効率的ではないと言えるでしょう。

具体的に勉強するとどれくらいカロリーが消費される?

勉強によって消費されるカロリーは、性別や体重、年齢などでそれぞれ異なります。
前述したように「18歳の体重60kgの男性が1時間勉強を行う」と、約112.572カロリーを消費することになります。

ちなみに補正係数とは性別と年齢によってそれぞれ異なり、18歳の男性の補正係数は1.06となっています。

これらの数字を式に当てはめれば、18歳男性の1時間当たりのカロリー式は、60×0.0295×60×1.06となり、約112.572キロカロリーという数字が導き出されます。
このことから18歳の男性が1時間勉強すると、お茶碗一杯分のカロリーを消費できるということがわかります。

そして仮に「勉強だけで体重1kgを減らそうと考えた場合」、「72時間も勉強」しなければならないのです。
「1日に4時間勉強をしても18日かかる」ので大変ですよね。

痩せるためには間食を減らすこと、軽い運動を気分転換にする

痩せるために少しでも意識をしたいこと

それでも「何をしない」よりも「勉強をした方」が1時間に112キロカロリー消費されるので、少しでも痩せるのでは?ともありますが、どちらかと言うと勉強をする時には、食べすぎないようにすることの方が大切と言えるでしょう。

なぜなら、112キロカロリーはお菓子を食べる場合で言えばポテトチップス13枚、チョコレート5かけら、ポッキー10本程度だからです。
痩せるためには、1日の「摂取カロリー」を「消費カロリー」が上回る必要があるため、まず「摂取カロリー」を控えることこそが大事です。

そのため、痩せたいのであれば、勉強した後や勉強中に間食などを控える、食事は食べ過ぎないことです。
お腹いっぱいになりすぎないようにご飯を抑えることが良いでしょう。
いくら勉強をしている時間に食べなかったとしても、食事の際に食べ過ぎてしまっていると、太ることもあり注意が必要です。

もし、間食として食べるなら太りにくいお菓子や食べ物をチョイスしましょう。

間食として太りにくい食べ物としては、お味噌汁、タンパク質の高いゆで卵、サラダチキンなどが太りにくい食材になっています。
コンビニで買うなら、甘いお菓子の場合、高カカオチョコレート、よく噛んで満腹感を得たいなら「あたりめ」、「茎わかめ」「おしゃぶりこんぶ」などがよいでしょう。
もしスーパーで買えるならドライフルーツとしては、砂糖不使用のレーズンイチジクデーツベリー系など、甘さなどいらないならアーモンドくるみ(できれば素焼き)、スープはるさめがオススメです(食べすぎにはご注意ください)。

他にも糖分の取りすぎに気を付けることがポイントです。
勉強をたくさんして疲れると甘いものを食べたくなりますが、勉強した後のお腹がすいた状態で糖分を摂取してしまうと血糖値が急激に上がり太りやすくなってしまいます。

しかし、勉強時にはストレスもかかるため、食欲のコントロールは難しいかもしれません。
このため、受験勉強中などの勉強を頑張っている時期は、痩せようと思うよりも、量を食べすぎない、甘いものを食べすぎないように太らないようにする意識の方が大切でしょう。

 

勉強しながらでもできるダイエット方法

前述したように勉強だけではなかなかダイエットが難しいことをお伝えしましたが、勉強をしながらでもダイエットは可能です。
またダイエットの運動をすることで無理な体重増加は防げます。

勉強中でもできるダイエット バランスボール

勉強中でもできるダイエット バランスボール

バランスボールは座っているだけでインナーマッスル、体幹を鍛えられお腹やせができます。
椅子に変わって座るだけでお手軽なんですが、バランスボールで大事なのが座っている時間ですね。
最低30分座っていれば大丈夫です。
はじめは座りながら勉強することは集中力を欠くかもしれませんが、勉強している間も絶えず運動となるためオススメです。
最低30分したその後は普通の椅子に座ればいいだけです。
バランスボールは1000~2000円程度と価格も安いので購入しやすいこともメリットです。

今回紹介したように、脳のカロリー消費だけで痩せるには膨大な時間がかかってしまうので、ダイエット目的で勉強を利用するには不向きであると言えます。

どちらかというと勉強をしている時のストレスで、人によっては食欲が増えるかもしれません。
勉強時には、痩せるように頑張るというよりも、太らないように注意をする方が効果的かもしれません。

もし勉強をしている時期に、痩せたいと思うなら、間食は減らし、食事量も8分目に、そしてプラスアルファで運動を行う、一般的なダイエット方法の方が効果的でしょう。

【中部教育ラボ】 監修:名進研

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