子供が勉強嫌いになる理由は大まかに3タイプ。理由別の対処方法を紹介
将来のために子供に勉強をしてもらいたいと多くの親は思うことでしょう。
ただ子供に机に向かわせて勉強をさせることが難しいと感じる方も多いのではないでしょうか?
しかし、勉強が嫌いという子供は小学生でも3割にものぼるので特別なことではありません。
※出典:東京大学社会学研究所・ベネッセ教育総合研究所「子供の生活と学びに関する 親子調査2015-2016」より
また子供に勉強をさせたいと思っても子供が言うことを聞かないと、イライラしてしまうこともあるのではないでしょうか?
子供に強制をして勉強をさせる方法では、子供と言い争いや喧嘩になる場合もあります。
勉強をする学ぶことの意味を子供自身が理解して、勉強をするようにならなければよい結果には結びつきません。
今回は勉強嫌いになる原因を確認して、どのように勉強嫌いに対して向き合っていくか?を紹介いたします。
子供はなぜ勉強嫌いになるのか?
勉強嫌いになる理由でよく聞くものとしては、以下のものがあります。
・勉強しろと言われ強制させられた
「勉強しなさい」と子供の頃に言われて嫌だったことはありませんでしょうか?
誰でも強制的に何かをしいられるのは嫌なものです。
勉強をしようと思っていたタイミングで、勉強をしなさいと言われると意欲もさらに低下するため命令をして勉強をさせるのは難しいようです。
ある程度なら勉強すれば(英語以外)できるのは何となく分かってるんだけど、幼少期から呪いのように「勉強しろ。しても結果ださな意味ない。勉強しろ」って言われ続けたから、強制される勉強が嫌でそれによって結果がみえる試験が心底嫌い。勉強ですら自由にさせてくれない。
— きいな🦁 (@kiina_kiina_) November 9, 2021
・他人の子と比べられた
兄弟や友達の誰々と点数や勉強頻度を比べられて嫌だったということもあります。
そもそも子供によって性格や勉強が得意かどうかも違いますので、人と比べて子供に言うことはやめましょう。
そして、もし大人であるあなたが、勉強が大嫌いだと思っているなら、学ぶことの楽しさを思い出せるよう、リハビリを始めてみてほしい。勉強嫌いになる理由はいくつかあるけど、大きな原因の一つは、比べること。誰かと比べられた経験のある人は、その分野に興味を失ってしまう。バカにされたくなくて。
— shinshinohara (@ShinShinohara) August 3, 2019
・勉強がわからない
勉強がわからないことも勉強が嫌いになる要因です。
授業で勉強についていけていけないという焦りも出てきますし、自分は勉強が苦手なんだと自己肯定感も下がるため本人も辛いでしょう。
大体これらの理由で勉強が嫌いになっているので、親が子供に対して勉強の強制や他人と比べることをやめ、自発的に勉強をするようにもっていくことが大切といえるでしょう。
勉強がわからないという子供にはこう対処する
子供自身が勉強についてわからないのであれば、親子で勉強がわからなくなった段階まで戻り勉強をすることは一つの解決の方法になります。
勉強をしなさいと子供に勉強をさせるのではなく、子供と一緒に問題を解くようにしましょう。
親と一緒に勉強をすると子供には安心感があり、初歩的なところからでも振り返れるため勉強のわからないところは解決できるでしょう。
※ただし、子供と一緒に勉強をする際は「なんでこんなこともわからないの?」という言葉や怒ることはしないようにしましょう。
そしてわからないことが解決できれば勉強嫌いも軽減されます。
また勉強のしはじめは短時間(10分~30分)から、徐々に時間を伸ばすようにしましょう。
勉強に興味が持てない子供にはこう対処する
勉強に興味が持てない子供には、教科書などを読ませるのではなく、知識に触れていく機会を作るとよいでしょう。
お勧めの一つとして漫画から知識を得ることです。
本が苦手な子供でも、漫画なら夢中で読んでいるという事も多いのではないでしょうか。
特に歴史の漫画などは、物語としてもおもしろくまとめられているので、子供も興味を持ちやすいのです。
漫画の利点としては、勉強をしているという意識が無くても知識が身に付いたり興味がわくことです。
テストなどでもわかることが出てくると勉強のやる気も出てきて、より深く勉強していこうという意識も生まれやすくなります。
また、勉強のキッカケとしては「youtube」も一つの手段です。
オリエンタルラジオの中田敦彦(あっちゃん)さんによる「youtube大学」では、歴史や文学などを楽しく解説しています。
芸人さんならでは、トークや緩急の付け方がうまくおもしろいと評判で、youtubeの登録者数も116万人を突破しているほど人気です。
学生時代は勉強嫌いだったけれど、この番組で勉強がおもしろいもんだと再認識しましたとの意見も多く言われています。
勉強に興味が持てるようにする工夫としては、他にも勉強で学んだ知識が生活でどういう風に使われているのか?また役立っているか、知っていることとどうつながっているかわかるようにすると興味をわかせやすいでしょう。
例えば、お買物では算数が必要になります。
子供に代わりに支払わせてみるのも良いですし、友達と割り勘にした場合などを考えさせてもよいでしょう。
日常生活の中で勉強につながりそうなことがあれば、家族の間で話題にしてみるとよいでしょう。
そうすることで勉強への興味がわくこともあります。
習慣づけには達成感を得られる工夫をしてみよう
勉強はここまでやればゴールという事はなく、深く広く続いていくものです。
そのため、子供の中には達成感を得られないと、やる気を失ってしまうという事もあります。
それを防ぐためには、いつもの勉強の中でも達成感が得られるようにしておくことが大切です。
まずは今出来るレベルより少し簡単な問題をさせるということがポイントです。
子供が問題を簡単に解けると、達成感を得やすいですし基礎に戻って勉強することは今後の勉強の支えとなります。
また、勉強をしたら褒めるという事も大切です。
できて当たり前という態度ではなく、出来たことをきちんと認めてほめたり、カレンダーにシールを貼って勉強をしたことが目に見えるようにするというのもおすすめです。
勉強が嫌いな子供を見ると将来は大丈夫かな?と心配してしまうこともあるでしょう。
まずは勉強が嫌いになる理由となる勉強の強制や他人と比べて言うことをやめるようにしましょう。
また短期的に勉強をさせようとするのではなく、勉強に興味を持ってもらうためにどうすればよいのか?と考えることが大切です。
勉強は見せ方や伝え方など少しの工夫をすることで勉強に興味を持たせることができます。
勉強嫌いな子供に勉強を持たせるためには、漫画やyoutubeなどを利用するのも一つの方法です。
また勉強がわからない子供の対策としては、親子で一緒に勉強をして基礎からわかるようにしましょう。
子供の状態をしっかり把握しながら、どのような支えが必要か、どうしたら楽しんでもらえるかを考えて勉強が嫌いや苦手の意識をまずはなくすようにしていきましょう。
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