中学生の子供の勉強方法を確立するためにするべきこと!教科別の勉強方法も紹介


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中学生の子供の勉強方法を確立するためにするべきこと!教科別の勉強方法も紹介

シリーズ私立中講座

小学生のころとは異なり、中学生になると勉強の難度が上がります。また、高校受験も目前になると、小テストや模試なども増えてきます。中学生の子供を持つ親御さんの中には、子供の勉強方法の確立に頭を悩ませている方もいることでしょう。今回は、中学生の勉強方法を確立するためのポイントや教科別の勉強方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

勉強方法を確立させるための3つの事前準備

勉強しているつもりでも、できていない中学生も少なくありません。そうした子供に対しては、勉強方法を確立させる必要があります。最初に勉強の土台をつくれれば、その後も組み立てやすくなります。そのためにも、最初にやるべき事前準備を紹介します。

事前準備①目標を設定する

どんなことでも目標設定は大切です。当然、勉強にも当てはまります。特に、中学生の勉強においては、小さい目標から長期的な目標まで細かく設定することをおすすめします。

例えば、「1日に10単語を覚える」といった小さい目標はクリアしやすいため、勉強のモチベーションにもつながります。また、志望校に合格という目標は大きな目標です。小さな目標を1つずつクリアして、徐々にステップアップしていくことで大きな目標の達成につながります。さらにその先の、大学受験や就職を見据えて段階的に目標を立てる方が良いでしょう。

ただ、目標を立てる際には、無理に大きな目標ばかりを立てないように気をつけてください。

事前準備②勉強スケジュールを立てる

目標を設定したら、次にスケジュールを立てましょう。勉強スケジュールは学年や目標によって異なるため、慎重に立てることが重要です。例えば、1年生の場合は、1日に行う勉強量を少しずつ増やすように、スケジュールを立てていきます。2年生になれば、部活動も忙しくなるため、勉強と両立できるようにスケジュールを工夫する必要があります。受験が本格的に始まる3年生では、勉強時間を増やしていけるようなスケジュールを立てるようにしてください。

事前準備③環境を整える

子供がストレスなく快適に勉強をするためには、環境を整えることも大切なことです。まず、勉強部屋と机はきれいな状態を保っておくようにしましょう。また、空調も意識する必要があります。暖房をかけすぎてしまうと、眠気を感じて勉強に集中できなくなることも考えられます。そのため、暖房はかけすぎないように注意しましょう。ただ、設定温度を下げすぎて、子供が風邪をひいてしまわないように気を配ることが大切です。

また、受験が近くなれば、環境音も配慮する必要があります。例えば、勉強に集中している時間帯は、家族もテレビの音量や会話など大きな音や声を出さないように心がけてあげることも、勉強に集中できる環境を整える上で必要といえます。

勉強方法を確立させるための4つのポイント

勉強の土台が固まったら、いよいよ勉強方法の確立に入ります。いくら目標を決めて環境を整えても、勉強方法を間違ってしまえば、意味がありません。子供が効率良く勉強するためには、どうやったら良いのかのポイントを押さえることが大切です。ここでは、ポイント4つ紹介します。

ポイント①毎日の行動をルーティン化する

日々の積み重ねは、最終的に大きな成果につながります。例えば、英語や国語、数学などは、基礎固めが欠かせません。そのため、数学の公式を覚えたり、英単語や漢字を覚えたりする勉強はルーティン化させることで、身につきやすくなるといえるでしょう。

ルーティン化する勉強を決めた後は、時間を固定することをおすすめします。朝や就寝前の歯磨きのように、決まった時間に同じことをし続けることで、やらない方が気持ち悪く感じるようになります。1日に30分程度からでもいいので、まずは決まった時間に勉強をはじめてみることが大切です。

ポイント②教科書以外の教材も活用する

勉強をより深めていくためには、教科書以外の教材の活用も欠かせません。参考書や問題集だけではなく、最近はスマートフォンのアプリにも優れた教材があります。例えば、英単語を暗記するアプリは、移動中に使えるため重宝するでしょう。

ただし、アプリに頼りすぎると、結果的にスマートフォンを開くことになり、勉強の妨げになる可能性もあります。参考書や問題集とのバランスを考えながら、活用することが大切です。

ポイント③隙間時間を活用する

アプリを使った勉強にも通じることですが、隙間時間をうまく活用するのも、効率が良い勉強方法です。部活や学校行事に忙しい中学生にとって、隙間時間も貴重な勉強時間となります。例えば、単語帳を使って英単語や歴史の年表を覚えるのも良いでしょう。少しの時間に感じますが、毎日続けることで、トータルで見ると膨大な時間勉強をしたことになります。
例えば、毎日5分の隙間時間で5個の英単語を覚えた場合、1年間で約30時間も学習時間が増え、1,825個も英単語を覚えることができます。

ポイント④学習塾に通う

学習塾に通うのも1つの方法です。どうしても、独学だと自分の勉強方法やペースが正しいのか不安に感じてしまうというケースもあると思います。
特に、高校受験を控えている場合、学習塾に通うことで効率の良い勉強ができるでしょう。独学よりも、理解度や現状を客観的に把握した講師による指導の方が、成果が出やすくなります。また、ともに勉強を頑張る仲間ができれば、勉強自体を楽しく感じるきっかけにもなるでしょう。ぜひ、お近くの学習塾を探してみてください。

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教科別の効率的な勉強方法

中学生の勉強方法は、一概に暗記をすれば良いというわけではありません。教科によって効果的な勉強方法は異なります。子供の勉強が無駄にならないためにも、各教科別の勉強方法について把握しておきましょう。

国語の勉強方法

国語で欠かせないのは、読解力です。漢字や文法などは日ごろの積み重ねで覚えられる可能性が高いでしょう。一方で、読解力に関しては、単に覚えるだけでは身につきません。日常的に本を読む習慣がある場合は、読解力が長けているケースも見られますが、活字離れが進む現代において、本を読まない子供が多いのが現状です。

そのため、読書も一種の勉強だと考えることもできるでしょう。本を読むことが苦手な子供の場合には、新聞の社会欄や文化欄を読ませるだけでも効果があります。

数学の勉強方法

数学の要となるのは、公式です。中学になると、小学校では出てこなかったような難しい公式が多く登場します。それらをしっかりと覚えることが重要です。その上で、繰り返し問題を解くことが必要になります。基本的に、数学の問題は傾向が決まっているため、多くの問題を解くほど、点数が上がっていくといえるでしょう。特に間違った問題は反復して取り組むことが大切です。

社会の勉強方法

中学生の社会は、暗記がメインです。隙間時間を活用して覚えていくと、点数も上がっていくでしょう。また、テストに出やすい重要ポイントはしっかりと押さえておく必要があります。授業中に指摘された箇所は、忘れないように印をつけておくといった工夫が大切です。そのほか、社会では文章問題も出題されます。例えば、歴史では時代背景や地理的な因果関係などを覚えることも大事です。教科書や参考書を読み込んで、理解するように心がける必要があるといえるでしょう。

理科の勉強方法

理科でポイントとなるのは、図や写真を使って覚えていく方法です。暗記することも多い一方で、応用問題も多く見られます。実験中のイメージと合わせて覚えると、把握しやすいでしょう。

英語の勉強方法

中学生の英語は、いかに単語を暗記するかにかかっています。隙間時間を活かして地道に単語を覚えると良いでしょう。その上で、文法や長文に進んでいきます。単語がわからない状態で長文の問題を解こうとしても、意味が理解できない事態に陥ってしまうことが考えられます。まずは単語を覚えて意味を理解することからはじめましょう。

中学生の子供が勉強しない理由

小学生のころは勉強を楽しくしていたのに、中学生になった途端に勉強をしなくなったというケースも少なくありません。子供も理由なく勉強をしなくなるわけではなく、その背景にはいくつかの悩みが隠れている可能性があります。なぜ子供が勉強しなくなったのか、その理由がわからなければ、効果的な次の一手が打てません。そのため、子供が勉強しなくなった理由はなんなのか把握する必要があります。ここでは、よくある子供が勉強しない理由をご紹介します。

理由①学校の授業についていけない

勉強をする意欲はあるものの、学校の授業についていけないため、戸惑っているケースが考えられます。特に、苦手分野の勉強に関してこのケースは多いといえるでしょう。

中学生に限らず、誰でもわからないことに対してはストレスを感じるものです。中学生になると、小学生のころよりも授業のスピードが上がり量も増えるため、理解力が必要になります。授業についていけていない子供からすると、わからない状態でどんどん進んでいくことに不安を感じるのも、当然だといえます。しかし、この状況を放っておくと、高校受験に影響が出る可能性がありますので、早い段階から気づいて対策しておくことが必要です。

理由②学校生活で疲れている

勉強をするためには、集中力だけでなく気力や体力も欠かせません。つまり、元気がなければ、勉強がはかどらないということです。小学生のころとは異なる学生生活に慣れず、疲れを感じている子供もいます。毎日の学校生活で、精一杯と感じている子供も少なくありません。子供が疲れている様子を察知し、日ごろのリフレッシュできる環境を整えて勉強できるようにサポートしていくことも大切です。

理由③勉強の仕方がわからない

苦手な科目の勉強時によく発生することが、勉強の仕方がわからないから勉強がはかどらないというケースです。そうなると、子供はわかる範囲だけを勉強をするようになることが考えられます。当然、テストの点数がなかなか上がらず、どんどん勉強へのモチベーションが下がっていってしまいます。このパターンも、放っておくと高校受験の際に影響があるため、早い段階で対策しましょう。

理由④勉強自体が苦手

そもそも勉強自体が苦手という中学生もいるはずです。例えば、授業中に当てられたけれど、うまく答えられなかったことがトラウマになっているケースも考えられます。友人と成績を比べて、勉強に対する苦手意識が強くなってしまった子供もいるかもしれません。

特に、中学生になると、教科ごとの得意不得意が顕著になり、友人とも差がつきはじめます。そのため、小学校のように楽しく勉強できなくなるケースも少なくないのです。まずは、勉強を苦手と感じるようになった要因を明確にして、払拭していく必要があります。

子供の勉強を妨げるものと対策方法

本当は勉強ができる子供でも、勉強の妨げになるものが周囲にあると、勉強をしなくなる可能性があります。子供が勉強に力が入っていないと感じた場合、以下に挙げる3つが勉強の妨げになっていないか確認してみましょう。

スマートフォン

最近はスマートフォンの普及によって、スマートフォンを所持している中学生の割合が増えています。遅くまで塾に通う子供に、防犯対策として持たせている親御さんもいると思います。スマートフォンは役立つ一方で、ゲームやSNS、動画などを手軽に楽しめるようになるため、勉強の妨げになってしまう可能性があるのです。そのため、子供にスマートフォンを持たせる場合には、「勉強中は使わない」、「20時以降は使わない」などのルールを設けて使わせるようにしましょう。

趣味

勉強以外に熱中できる趣味があるのは素晴らしいことです。しかし一方で、あまりにも趣味に時間を費やしてしまうと、勉強がおろそかになる可能性があります。とはいえ、子供の趣味を押さえつけて、子供のストレスになることは当然良くないことですが、勉強と両立できるような環境やルール作りをすることも大事なことだといえます。

部活・学校行事

中学生活において、部活や学校行事などに費やす時間はかけがえのない時間です。ただ、あまりに熱中しすぎてしまうと、勉強に影響を与えることも考えられます。部活に力を入れすぎて、勉強する体力を失ったり、学校行事によって帰宅時間が遅くなり、勉強する時間が確保できなくなったりするケースもあるでしょう。学校生活とのバランスをとることも、効率良く勉強を進める上では欠かせません。子供が部活や学校行事との両立を図れるよう、親御さんもサポートしていきましょう。

中学生の子供に適した勉強方法を見つけよう

中学生で勉強する内容は、小学生のころとレベルが違います。そのため、勉強についていけなくなるケースも少なくありません。そのほかにも、勉強方法が確立できなくて悩んでしまうことも考えられます。勉強は習慣化させることで、苦手意識が薄くなるものです。勉強を習慣化させる方法として独学で行うことも可能ですが、学習塾を活用すると、より効率良く勉強ができるようになります。

特に、無駄のない学習計画で確実に勉強するためには、指導経験豊かな講師による的確なサポートが欠かせません。

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