ひと夏の体験 中学受験の夏期講習、追い込み時


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ひと夏の体験 - 私立中講座⑫ -

シリーズ私立中講座

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逞しい受験生に成長

逞しい受験生に成長

この夏、東海地区では40度を超える猛暑の中、合格を目指して多くの中学受験生が夏期講習で勉学に励んだ。
特に6年生は、進学塾によって多少異なるが、約5~6時間近く授業を受けて、その後は復習と宿題をこなす勉強の毎日をすごして、9月からの追い込みの学習につなげている。
規則正しい生活、長時間勉強に向かう集中力、講師の説明を聴いてポイント内容を整理する、講師への質問、何度も何度も繰り返しノートに書いて知識事項を覚える、思うように理解できない悔しさ、考えて考えて解き方がひらめき解答にたどり着いた喜び、時には夜遅くまで歯を食いしばって頑張った粘り、友人と一緒に学んだ連帯感、学力が身に付いた充実感など。
中学受験生のみが体験できる貴重な体験は今後の成長の糧になる。
ひと夏過ごした小6生の表情は確実に変わる。
9月になると夏期講習をやり終えた逞しい受験生の姿が見られる。
特に40度の猛暑にも負けず勉強に打ち込んだ今年の小学生は特に逞しい!

6年生:保護者の出番

これからの時期から入試本番まで約5か月、保護者の出番が多くなる。
保護者は健康面や家庭学習の時間的管理、時には一緒に勉強をして我が子にはっぱをかけることも必要になる。
小学生の受験、苦手分野の克服、いつまでにどのレベルの学力をつけるのか、そのために毎日何をすればよいかの、それらの学習を毎日の生活に組み込んで、自己管理できる小学生はまずいない。
通っている塾の学習を軸に、健康管理、タイムスケジュール、勉強面でのフォローをすることが大切だ。
叱ったり、脅かしたりではなく、「励ます」ことが、受験生の学習に向けた一番の原動力になる。
受験生に一番影響力を持っているのは、塾でも友人でもなく「保護者」だからだ。

フォロー① 一緒に立ち向かう

一緒に立ち向かう

秋以降、模擬試験では志望校判定が出るようになり、その結果によっては受験生の精神的動揺を招いて勉強に集中できなくなることもある。
いわゆるスランプで、いくら勉強しても成績が伸びないことも受験生なら一度は体験する。
その時、小学生が学習や生活面を見直し改善策を考えて実行するのは難しい。
通塾している塾のアドバイスを基に、受験生自身の事を冷静に考えて、これからの生活面や学習法方法を組み立てていくことが必要だ。
子供を追い詰めるのではなく、一緒に子どもと入試まで立ち向かう姿勢を保護者が持つことが受験生の精神的安定につながる。

フォロー② 毅然たる態度

一方、保護者として毅然たる態度も求められることもある。
入試本番が近付く家庭はどうしても受験生中心の生活になりやすく、受験生を腫物をさわるような接し方をしてしまう。
そうすると受験生はどうなるか。
わがままになり、自分は受験生だから多少のことは許される、という勘違いをしてしまうこともある。
スランプに陥ったイライラを弟妹にあたって発散する、家庭で決めていた手伝いの内容をさぼるようになる、友人関係でトラブルが生じる、そんな時はどうるすか。
保護者は何を最優先させるかを子どもに明確にすることだ。
「人としてやってはいけないことをしたら、約束を破ったら中学受験はさせない!」、という姿勢をしっかりと持つことだ。
それをぐずしてしまうと、たとえ合格しても、その後の中学校生活にどうしても歪みがでてきてしまう。
次の点は受験生の保護者として忘れてはいけないことだ。

・毎日の生活の中で何が一番大切なことか、を明確にしておく。
・保護者として受験生を腫物にさわるような態度はとらない。
・これまで通り、自然体で子どもと接する。
・受験生だからという甘えには、毅然とした態度をとる。
・受験生でも家庭の手伝いをさせる。その方が生活にメリハリができる。
・小学校生活を大切にして行事は積極的に参加する。
・受験生にべったり、あるいは任せっ切りにしない。

フォロー③ 勉強ロボットにしない

特にこれからの時期、注意すべき点として、保護者が日々の学習に関わりすぎて、受験生がただ言われるままに勉強をこなす勉強ロボットにならないようにすることだ。
そのような受験生は何かおどおどして常に保護者の目を気にして勉強している。
依存心ばかり強くなって自分自身で新しく工夫してみようという姿勢がなくなっていく。
学習成果はなかなか上がらない、また一層保護者のかかわりが強くなる、さらに成績が伸びないという悪循環に陥ることが受験生や保護者にとって一番不幸なことだ。
そんな疲れ切った状態では入試に立ち向かっていけない。
仮にそのような状況になってしまったら、一歩引いて冷静に対処するためにも、普段受験勉強にあまりかかわっていない父親のアドバイス、経験豊富な塾へ相談により、具体的に学習内容・スケジュールを立て直すことが、悪循環を断ち切ってくれる。
普段関わっている保護者自身も一度受験から離れ、受験生自身も遊園地などで家族と一緒に思いっきり疲れを発散して気持ちを切り替えることが必要だ。
疲れを取って気持ちの切り替えができれば、その後の受験勉強に集中できるようになる。

適度な気分転換

適度な気分転換

小学生はいわゆるストレスが何なのかは分からない。
大人であればスポーツや趣味でそのストレスを発散できるが、小学生はどうしていいか分からず体調が悪くなったり、あるいは普段では見られない行動をすることがある。
目標に向かって努力を積み重ねていれば、疲れも出て適度な休みが必要になるのは、大学受験や大人の仕事でも同じことだ。
親子共々これから入試本番まで、適度な気分転換を忘れないようにしよう。

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