塾に通う子どもの塾前ご飯、塾後ご飯は何がいい?オススメと注意点を紹介


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塾に通う子どもの塾前ご飯、塾後ご飯は何がいい?オススメと注意点を紹介

塾前ご飯、塾後ご飯

今回は、塾に通っている子どものご飯について、主に平日に塾の前にご飯を食べる「塾前ご飯」と、塾が終わった後に食べる「塾後ご飯」について紹介致します。

塾に行く人に向けてどういった時間にどれだけ食べるのが適切かについても紹介します。
受験前は勉強が特に忙しく、まとまった食事の時間をとれず3.5~4回の食事になることもあるでしょう。
今回は塾の前に食べるご飯、塾の後に食べるご飯はどのようなものがよいのか注意点も合わせて紹介いたします。

目次
  1. 塾前のご飯 オススメと注意点
  2. 忙しくてご飯を作る暇がないときは…買う塾前ご飯なら何がオススメ?
  3. 塾後のご飯 オススメと注意点

塾前のご飯 オススメと注意点

塾前ご飯、塾後ご飯

塾の前に食べるご飯としては「準備が簡単」、「食べるのに手間がかからないこと」、「腹持ちがよいこと」を考える必要があります。

これらの理由としては、子どもが学校から帰ってくるのは14時15時あたりが多いですが共働きの家庭ではコアタイムの方も多いため子どものご飯を作るのは難しいかもしれないからです。
そのため事前につくりおきで作っておくか、簡単な食事を買っておくか、子どもに買ってもらうという選択肢に大抵なります。

そこで前述した条件を満たせる簡単で手間が少なくお腹を満たせる料理として、「おにぎり」、「おにぎらず」、「パン」、「サンドウィッチ」などをオススメします。

塾に行く前に部活をしている場合や塾が終わる時間が遅いのであれば、塾前に食べるものはある程度腹持ちが良いものが良いでしょう。
腹持ちが良いのは、玄米やライ麦パン、全粒粉のパンなどの低GI食品になります。
白米や通常のパンに比べ血糖値が上がりにくくなっています。
また、玄米やライ麦パンなどの料理は、・中に入れる具が工夫できる ・持ち運べるという利点があります。
そのため毎日おにぎらずを作ったとしても、具さえ変えればバリエーションを変えることができ飽きにくいという点が優れています。

ただし、塾の前に食事をする場合は、授業中に眠くならないように下記のことに注意をしましょう。

1.お腹がいっぱいになるとエネルギーが胃の消化に集中するため、眠くなったり集中力が低下するので、食べすぎないように注意が必要
2.血糖値が急に上がると眠くなるので、血糖値の上昇を緩やかにすることを考える

白米やパンを食べると、血糖値が上がり眠くなりやすいためそこで工夫をするのも一つの手段です。
例えば、白米よりも玄米や雑穀米、パンであれば食パンではなく、ライ麦パンや全粒粉のパンを摂取すると、血糖値の上昇をゆるやかにすることができます。
※甘いお菓子は、砂糖がたくさん入っているので血糖値も急激に上がるため注意が必要です
また雑穀米や玄米は、白米では不足しがちな食物繊維、カルシウム、マグネシウムや鉄分も摂ることができるという利点もあります。
もし他にも一緒に食べるものの中に、野菜があれば野菜から食べるようにすることも血糖値の上昇を抑える手段の一つです。
せっかく塾に行ったのに眠気がいっぱいでは勉強に差し支えてしまうので、こういった血糖値が上がりにくい工夫をするのもよいでしょう。

忙しくてご飯を作る暇がないときは…買う塾前ご飯なら何がオススメ?

働いている人からすれば、塾前のご飯は忙しくて準備できない!という方もいらっしゃるでしょう。

そんな時にスーパーやコンビニで買えるお手軽なご飯を紹介します。

こちらのポイントは「腹持ちがよいこと」「体に良いもの」「手軽に買えるもの」を中心に紹介をします。

ズバリ腹持ちが良くて、手軽に買えるものは、バナナ、ヨーグルト、納豆、玄米、鳥の胸肉(サラダチキン)、ベーグル、そばになります。

これらを踏まえて一品取り入れれば、お腹は減りにくくなるでしょう。

逆にパン、うどん、パスタなどは腹持ちが良くないので注意をしましょう。

皆さん様々な塾前ご飯を作って公開されています。

塾後のご飯 オススメと注意点

塾が終わった後に食べるご飯

夜遅くに塾の授業が終わり、それからご飯を食べる「塾後ご飯」で注意をしたいことが胃にかかる負担と睡眠までの時間です。
就寝時間直前に食事をすると胃が活動した状態で眠る事になるため、睡眠の質が下がることが懸念されます。

睡眠の質が低下すれば、疲れ、眠気が残りやすく、日中の集中力低下にも繋がります。
そのためできれば就寝時間の2~3時間前までに、ご飯を食べるように心がけたいものです。

また塾後に食べるものにも注意が必要で、胃の負担が大きい【揚げ物、カレー、肉類、ラーメン、焼き肉】などのものは量を減らす、食べないようにするなど調節をすることが望ましいです。
夜遅くに食事を食べることは太る原因にも繋がるからです。

特に炭水化物はエネルギーとして消化されなければ、脂肪に変わりやすいため炭水化物であるごはんや麺類の量を調節してあげるとよいでしょう。
塾が終わってからのご飯でオススメをするのが栄養も豊富な野菜、豆腐などが入った鍋やうどん、スープなどです。
鍋やうどん、スープであれば、消化もしやすい点もよいでしょう。

子どもだけですとなかなか食事の栄養にまで気を配れません。
寒い時期、熱い時期は体調を崩しやすく、体調不良とならないために塾の前や塾の後に食べるごはんの栄養にも気を配りたいものですよね。
そこで記事で紹介したようにご飯を白米から玄米に、パンの種類をライ麦パンや全粒粉のパン自体に変えるのも良い工夫と言えるでしょう。
雑穀米は、白米を炊く際に雑穀を入れるだけのタイプもありますし、玄米はスーパーなどで普通の炊飯器で炊けるタイプも販売されています。
雑穀米や玄米は血糖値の上昇を緩やかにするため眠気の予防にもなりますし、栄養面でも通常の白米よりカルシウム、鉄分などを摂取することができます。
また塾後のご飯は、睡眠の質を下げないために胃に優しく栄養を摂れるものを心がけると良いでしょう。
子どもは自分ではご飯の量や栄養素の調節が難しいため、親が調節してあげるのも良いサポートと言えるでしょう。
今回の記事が塾に通っている、子どものご飯のヒントになれば幸いです。

【中部教育ラボ】 監修:名進研

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