受験が不安で仕方がない時…メンタルをケアし気持ちを楽にする方法


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受験が不安で仕方がない時…メンタルをケアし気持ちを楽にする方法

受験が不安で仕方がない時…メンタルをケアし気持ちを楽にする方法

受験は中学受験、高校受験、大学受験に関わらず自分の将来に大きく影響を与えるイベントです。

もし失敗してしまったら…と考えると、この先どうすればいい…というような不安な方も多いのではないでしょうか?
親や周囲の人の期待を裏切ることになるかもしれないと、思われているかもしれません。
不安なことばかり考えているとなかなか勉強に身が入らない、計算をしようと思っても上手く考えられないということが起きても不思議ではありません。

不安のせいで本番の受験において全力を出しきれない…ということにならないように、試験当日に全力を出せるようにするためには、不安を解消するためにメンタルのケアが重要になってきます。
受験を間近に控えた時期に試しておきたい、ポジティブになれるメンタルのケア方法を見ていきましょう。

目次
  1. 受験前に何故不安になるのか?
  2. 不安は口から出す:メンタルケア1
  3. 不安を小さくし自信を持つ方法:メンタルケア2
  4. 不安を遠ざけてみよう:メンタルケア3
  5. うまくいかなかったことを考える:メンタルケア4
  6. 適度な休憩や睡眠がとれていますか?:メンタルケア5

受験前に何故不安になるのか?

受験生が抱える不安は、「もし落ちたらどうしよう…?」ということに集約されます。

しかし、アナタ一人だけが不安な訳ではありません。
一人で考えているとまるで自分だけが…という気持ちになりますが、受験生は多かれ少なかれ皆不安なものです。
学校などで周りの人を見てみましょう。
周りの人を見て皆も不安だと感じれば、不安なのは自分だけじゃないと気づくだけでも少し不安が和らぎます。

不安は口から出す:メンタルケア1

不安は口から出す

最も手っ取り早い方法としては、受験をともに頑張る友達、学校の先生や、塾の講師、両親に受験の不安について話してみましょう。

不安が大きくならないよう、その際はあまり否定的なことを言わない人を選んで話すようにしましょう。
不安は内に抱えているだけではなかなかとれませんが、言葉にして吐き出すことにより気持ちは楽になります。
人に話すことにより自分は一人ではないとも感じられ、気持ちが楽になるでしょう。

不安を小さくし自信を持つ方法:メンタルケア2

不安は口から出す

自信がある人は羨まく見えます。
自分も自信を持って受験日を迎えられたら…と思いますよね?

ではなぜ自信は生まれるのでしょうか?

例えばテレビで、フィギュアスケートの選手の演技やコンサートでのピアニストの自信を持って堂々と表現をする姿を見たことはないでしょうか?
なぜフィギュアスケーターやピアニストはあれだけ堂々と表現をすることができるのでしょうか?
それは毎日6時間~ 8時間以上練習を繰り返し、本番を想定した練習もしているため、自分はできると自信がついているためです。

勉強も同じです。
勉強を頑張ってきたという自信があれば、不安も小さくなります。
自分が確実に理解をしていると言えるまで、ノートに何度も何度も解き、絶対にこの問題は解ける。
そんな問題がたくさんあれば自信もつき不安も少なくなるでしょう。

また自分が頑張った成果を目で確認し、自信を強化する方法もあります。
受験勉強中に勉強をしてきた教科書や書き込まれたノート、文房具などを見返しましょう。
使い込んだ文房具やノートを見れば、自分が頑張ってきたと感じる成果があります。
問題を解くために何度も努力をしてきた過去の自分の形跡を見返すことにより、これだけ頑張ってきたのだからと感じることができれば不安が遠のくでしょう。
自分が頑張った証を見返しやすくするために勉強をした日はカレンダーやスケジュール帳に記載をしてもよいでしょう。

不安を遠ざけてみよう:メンタルケア3

模試の結果は現在の理解度を知るためのものさしになります。
もし、模試の結果が悪い場合、その結果のことばかり考えると本当に合格できるのだろうかと不安になります。
しかし模試の結果ばかりに気をとらわれてはいけません。

模試はあくまでその時点の学力であり、受験の結果ではありません。
ですから模試の結果などをもとにこれからどういうスケジュールで勉強をするかプランを考えれば、模試の結果は目の届かないところにおきましょう。

あと、勉強のために必要だと思っている参考書や問題集なども多いようであれば必要なもの以外は思い切って整理をしてしまいましょう。
勉強では皆苦手なところが出てくるのは当然です。
苦手なところがあればそこから出題されたらどうしようと不安を感じることになります。
そこで考えてほしいのが、あなたの苦手な部分が全体の何割程度か把握をすることです。
もし苦手な部分が1割~2割程度であれば心配することはありません。
受験では6割~7割を確実に得点ができれば合格ができると言われていますので、6割7割の問題で確実に得点がとれるように勉強をすれば大丈夫ということです。
受験時も自分が確実にわかり、すぐに問題が解ける優しい問題から取り組むようにしましょう。

うまくいかなかったことを考える:メンタルケア4

うまくいかなかったことを考える

失敗する時のことを考えたくない、第一志望の学校に受かることだけしか考えない、そのように背水の陣で受験に望むというのも頑張る理由になるかもしれません。

しかし、逆にうまくいかなかったら…と不安が大きくなるだけと思われる場合、うまくいかなかった時のプランも考えておくことで不安は和らぎます。

第一志望の学校に入れることはもちろん理想ですが、しかし100%合格する保証があるわけではありません。
そこで少しでも不安を軽くするため、すべり止めの学校も自分が気にいった学校を選ぶようにしましょう。
例えばすべり止めの学校では楽しそうな学校生活を送れそう、クラブ活動が魅力的などどんな理由でもかまいません。
ここの学校なら通ってもいい、そんな学校をすべり止めに選んでおけば、もしも第一志望の学校に落ちてもなんとかなるという気持ちが生まれ不安を軽くすることができます。
※もちろん志望校に合格する気持ちで勉強を頑張らなければなりません

適度な休憩や睡眠がとれていますか?:メンタルケア5

不安をとるには、体調から整えることもオススメです。
心はなかなか自分で調整が難しいのですが、体は自分で調整がしやすいためです。

不安な時ほど受験前は追い込んで勉強をすればいいと思うかもしれませんが、どんな人間でも集中力が続く時間には限界があります。
それを無視して勉強をしたところで勉強の効率も落ちてしまいます。
適度な間隔で休憩を挟むことで、脳に休みを与えますし情報を整理しやすくなります。
集中が続く時間は、子供では平均15分~30分程度、大人でも45分程度です。
自分の集中が続く時間を把握し、勉強はじめにストップウォッチやアラームをスタートさせ時間がくれば知らせるなどして意図した休憩をとるようにしましょう。
休憩中は立ち上がる、トイレに行く、軽い準備運動など体を動かすことによって気分転換になります。

また睡眠も大切です。不安や緊張であまり眠れないということはないでしょうか?
そんな時はランニングやジョギング、ストレッチなどで体を動かすことによって血流が良くなって程よくリラックスをすることができます。
運動がもたらす刺激は脳にかかるストレスを軽減して、不安を感じにくくしてくれます。

受験生が不安を抱えていると、試験で本来持っている力が出なくなってしまいます。
やり直しができない大事な受験に備えるためには、不安をいかになくしていくのかが重要です。
今回紹介したいくつかの方法を試し、メンタルのケアをするようにしていきましょう。

【中部教育ラボ】 監修:名進研

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